sabさんも仁さんも逝ってしまい寂しい年の瀬ですが、少し明るい話題をということでちょっと書かせていただきます。
先月満田山荘にお邪魔してCDを十数枚お借りしてきたんですね。昨年借りたCDが3枚も混ざっていたのはご愛嬌として、今回大発見だったのが「HILLMEN」のCDでした。学生時代から大好きだったバーズのクリス・ヒルマンが在籍したブルーグラス・バンドなので昔から気にはなっていたけれど、期待はずれが怖くて買えずにいたアルバムでした。
西海岸のブルーグラスバンドというと真っ先に名前が浮かぶのはディラーズとケンタッキー・カーネルズですが、このヒルメンだって、クリスの他にゴズディン・ブラザーズと、その後にブルーグラス・カージナルスを結成することになるドン・パームリーがメンバーにいるわけですから悪いわけないはずです。当時どうして評価されなかったのか?…聴いてみてその理由が解りました。カントリー・ジェントルメンとディラーズに似過ぎている、ということでした。でもね、ここからが書きたいことなんだけれど、いま聴くと「だからいいんじゃないのー!」となってしまったわけです。当時10代だったクリス・ヒルマンなどジョン・ダッフィの影響をモロに感じさせるプレイが随所に出てきて微笑ましいかぎりでした。
ついでに、Oguさんから借りた3枚のCDの中にあった「ジョアン・ボスコ」というブラジルのミュージシャンのライブアルバムがゴキゲンでした。ロックでいうとデイブ・メイソンのライブアルバムの感動に近いかも?最近はブルーグラスそっちのけでこればかり聴いています。大音量で聴くと自分がライブ会場にいるような臨場感が味わえます。世界にはまだまだ僕の知らない素敵なミュージシャンいるんですね…ほんと、いいCDを紹介してもらいました。
さて、こぴっとグラスですが、最近はイッシー、オータさん、ウドノさんが頑張っているみたいで刺激になります。キャッツ・ウィスカーズは今でも週一で練習しているようですし、少しでも良い演奏しようと考えたら練習しかないですものね。
40年前のジューンアップル誌に、当時アメリカ遠征を控えていたロストシティ・マッドドックスのメンバーのこんなコメントがありました。「1週間に2、3回の練習は当たり前。月2、3回ならバンド組まんほうがええんとちゃう」ひぇー、ヤバイ!
こぴっとの皆様、来年もよろしくお願いします。よい年末年始をお迎えください(^_^)