** アウトドア **

春は山歩きと温泉だぁ~!

このプラン年明け1月予定だったのが、何回かオナガレを経てようやく実行。
なぜに中止にならなかったかと言うと下山の後の温泉と名物“どて焼き”とういオプション会を実現したかったからに他ならない。

今回のメンバー。石和温泉駅8:30集合

今回のメンバー。 石和温泉駅8:30集合

【兜山尾根から岩堂峠尾根歩き編】

登山口から温泉へ下山するので当然スタートとゴールは別地点、JR最寄りは春日居町駅となるのだが駅前タクシー待機が無いと言うことで隣の石和温泉駅集合でタクシーにより登山口へアプローチ、国道140号線鎮目北交差点を左に曲がり、西関東道路をくぐって春日居ゴルフクラブへ向かう。ゴルフ場ゲート手前で右に登山口林道で駐車場までおよそ20分程、料金は3000円程度なので3~4人パーティーなら手頃だろう。
自家用車8~10台ほど駐車場でトイレあり。

駐車場の案内板

駐車場の案内板

駐車場起点で西回り「山腹コース」と東廻り「岩登りコース」があり、今回は山腹コース。出発(09:10)から350m程で登り口、いきなりの急勾配となるので歩幅を小さく呼吸を整えながら登り始める。小一時間で尾根に乗る、まず右に向かい標高点のある兜山山頂(913m/10:12)。

スタート(9:10)

スタート(9:10)

背の高い雑木に囲まれた見透しの効かない山頂だった。

兜山頂上標柱と三角点

兜山頂上標柱と三角点

今回ガイド役のG藤氏

今回ガイド役のG藤氏

もう少し先には春日居町駅方向の甲府盆地を見渡せる展望場(10:18)がある。晴れていれば富士山が真正面だろうか。

もう一人のメンバーI井氏

もう一人のメンバーI井氏

展望台から甲府盆地を望む

展望台から甲府盆地を望む

引き返し頂上から尾根コースを辿る、30分弱で標高点も三角点もない今回コース最高地点(990m/10:41)だ。ここも雑木林に囲まれ、若干北方向に棚山と東にかろうじて枝のすき間から「ほったらかし温泉」が見えた。

今回ルートの最高地点(990m)のさらに岩の上

今回ルートの最高地点(990m)のさらに岩の上

北方面に棚山

北方面に棚山

ここから更に尾根づたいに北方向に下る。

この先が尾根づたいに棚山方向

この先が尾根づたいに棚山方向

尾根の兜山方向

尾根の兜山方向

尾根をはずれ左へコースをとる

尾根をはずれ左へコースをとる

棚山、太々良峠と岩堂峠の分岐(11:02)をルートは左へせっかくここまで登ったのに!と思いながらの高低差200mの急降下はやがて作業小屋のような建物が見えてきた。
植林の作業中のようで空が広がっている。兜山からここまでは往来が少ないようで静かな中山歩きが楽しめた。右岩堂峠へのルートを進む。こっち方向は太々良峠への沢ルートでもありあたりは杉の森で強風で折れた枝葉が散乱しルートを阻む。クシャミも多く出るようになる、要注意だ。

表示は落ちていても方向を指していた。早く治せばいいのに

表示は落ちていても方向を指していた。早く治せばいいのに

400m程緩い登りを進むと岩堂峠の分岐、ここを左へ少し勾配がきつくなる、500m程で岩堂峠(11:51)。名称から悠久の歴史を馳せるような場所かなと思いきや地味な分岐辻であった。「岩堂峠838.5m」と書かれた銘板が張られていたが、YAMAPでも地理院の地図でも標高は908~910mだ。
あと道標が2本あり、それぞれ同方向なのに「至春日居」と「兜山」とかの表記の違いがあり判りづらい。
なのでこの分岐では自分の用意したした地図とよく照らし合わし進む方向の確認をすすめる。

岩堂峠に到着

岩堂峠に到着

岩堂峠835.5mと書かれている

岩堂峠835.5mと書かれている

行き先の表記がばらばらでわかりにくい

行き先の表記がばらばらでわかりにくい

峠からは深草観音を目指す、すぐ先のハズ。沢を下る向こうの崖には見事な断層が見て取れ圧巻の景色だ。横穴にはルート側から投げた穴に収まれば願いが叶う的なノリで小石貯まっている、ほほえましい。

苔むした石垣は何のためだろう

苔むした石垣は何のためだろう

また沢に沿って、何のためだろうかと疑問を投げかけられる苔むした明らかに人の手で積まれた石垣が。じきに対岸の崖のそこここに石仏が見えてくる。こんな崖の中間や岩の上に重い石仏を安置するものだと人々の信仰の力強さに感心。

そこかしこに石仏が

そこかしこに石仏が

昼食休憩の場所で南無阿弥陀仏

昼食休憩の場所で南無阿弥陀仏

17mの大梯子の上に本尊がある

17mの大梯子の上に本尊がある

そして深草観音を真正面にした時、その驚きと感心は極みとなる(12:10/休43分)。訪れた人それぞれが思う事としここでは語らず。

ごくろうはんダス、もーかりまっかー

ごくろうはんダス、もーかりまっかー

深草観音をあとににすればルートは里へと下るのみ1kmほどでルートは舗装となった。(少し先にトイレ有り)
今回は積翠寺の集落を抜けず、躑躅ヶ崎園地を目指す遊歩道を歩いてみた。

木の間から見える白い橋が遊歩道入口

木の間から見える白い橋が遊歩道入口

歩き始めは勾配も急

歩き始めは勾配も急

舗装道から白い橋を渡るのがルート(13:35)。後は一本道なのだが、
遊歩道とは名ばかりで休憩ベンチもなく展望処などもないほぼ獣道なのだった。

時々見える眺め

時々見える眺め

歩き始めは急勾配もあり、ここまでで歩き疲れていたなら迷わず里の道に向かうべし。雑な遊歩道に半切れ状態でサッサと歩き続け1時間弱で園地着(14:33)。

温泉はもう少し

温泉はもう少し

あのあたりがゴールのつつじヶ崎温泉

あのあたりがゴールのつつじヶ崎温泉

次の目的地つつじヶ崎温泉はこの園地の真下なのだが崖は下れず、龍華池を回り込んで向かった。

最後の休憩地、躑躅ヶ崎園地

最後の休憩地、躑躅ヶ崎園地

龍華池を回り込む

龍華池を回り込む

花見日和の週末

花見日和の週末

満開の桜咲く護国神社の境内をショートカットしつつじヶ崎温泉でゴールとする。(15:01)

護国神社を通過

護国神社を通過

愛宕スカイラインの桜

愛宕スカイラインの桜

【温泉・どて焼き編】
待望の温泉にたどり着いた訳だったが折しも桜満開の週末、次に予定していたお楽しみ、どて焼きの店の混雑が心配で早々バスの時間を繰り上げたため30分程度しか入浴時間がとれなかった。

早々に入浴をすませるも表情はほぐたか

早々に入浴をすませるも表情はほぐたか

もっとゆっくりしたい気持ちに後ろ髪を引かれながらも桜並木の中バスは甲府駅へと向かった。

バス通りの桜並木も見頃

バス通りの桜並木も見頃

12キロに渡る山歩き後の温泉入浴で全身ほぐれてからのビールはやはり格別で、あっという間の大瓶3本なのでした。

さあ飲むぞ、やれ飲むぞ、超飲む!

さあ飲むぞ、やれ飲むぞ、超飲む!

尾根歩いたらこれだよねー

尾根歩いたらこれだよねー

人気のメニュー

人気のメニュー

そして店の看板メニューどて焼き煮玉子セット、ぶどう割りの合わせ味に本日の山歩きを振り返る話しも満開となる。

YAMAPバッジ、6時間38分/12.5km/高低差1028m

YAMAPバッジ、6時間38分/12.5km/高低差1028m

240406_43plan

冬の散歩

やまなし城・居館めぐりのススメ

やまなし城・居館めぐりのススメ

山梨県埋蔵文化センターが
「やまなし城・居跡めぐりのススメ」
(北杜・韮崎・甲斐・甲府編)というガイドマップを発行している。

その中から甲斐武田氏発展の地〈韮崎市〉
というコースを歩いてみた。

甲斐武田氏発展の地コース

甲斐武田氏発展の地コース

山梨の誇る大親分武田信玄公から遡ること九代、
時代は戦国の世と言われた安土桃山から平安末期へ。
甲斐の守に任じられた源義光から次代義清はさらに各地で勢力を張る。
そして四代目信義(のぶよし)は武田氏を名のり
この韮崎の地に展開し盤石の勢力となった。
その後室町時代の後期、武田信玄に受け継がれる事となるのです。

230226_gannjoji

その初代武田氏を名のった信義の菩提寺とされる願成寺がスタートだ。
広い駐車場があるのでココに車を止めさせてもらう。

230218_parking

西へ1kmほど『武田信義館跡』が田んぼの中に、
今では立て替えた家や古くからの農家に囲まれた史跡の標柱と説明板だけだ。

ここに殿様のお屋敷が有った訳だ

ここに殿様のお屋敷が有った訳だ

こんな小路をすすむ

こんな小路をすすむ

集落を抜け南には南アルプスの北麓が広がる。
丘陵に立つ送電鉄柱の脇にひときわ枝振りの目立つ木が「わに塚の桜」
時期にはこれだけをみるために多くの人々が集まる。
田んぼの中に専用の駐車場まである韮崎の名所だ。

日本武尊の皇子武田王の墓とも伝わっている

日本武尊の皇子武田王の墓とも伝わっている

山と田んぼだらけの神山地区

山と田んぼだらけの神山地区

さらに山に向かって進み『武田八幡宮』を目指す。
『武田八幡宮』はここで武田信義が元服をしたので武田氏氏神として尊崇された。

後世信玄はここに本殿を奉納している。

後世信玄はここに本殿を奉納している。

またすぐ脇には源為朝(源頼朝の叔父)を祀った為朝神社があある。
信義が建立した神社であり、古来より疱瘡除けの神として
四方民の信仰が厚く遠近問わず賽する人達が絶えなかったという。

230218_tametomojinja

ここからわかりにくかったが白山城跡へ向かう。
獣除けの通電柵があるが扉は開くので先に進めた。
信義が戦いに備えた要害と伝わる城跡で、
本丸、二の丸棚や土塁や堅堀がよく残されていて、
当時が築城の跡がよくうかがい知れる。

ちょっとコース荒れ気味

ちょっとコース荒れ気味

本丸跡の平地

本丸跡の平地

反対側斜面を下ったところには白山神社がある。
ここも防獣電気柵があるが扉を開いて正面を下る。
あとは道なりに下り、駐車場へ向かう。

鬱葱とした山裾にある白山神社

鬱葱とした山裾にある白山神社

【オプションコース】
少し離れたは甘利八幡神社
武田信義の孫行忠が甘利性を名乗りこの辺りを支配していた。
以来武田勝頼の代まで譜代家老として仕えたが、
滅亡時に離反したとかしないとか
鎌倉八幡宮を勧請した甘利氏の氏神

甘利八幡宮

甘利八幡宮

大輪寺(甘利氏館跡)
室町後期の戦国時代の中、甘利氏を引き継ぐ甘利昌忠が
館跡に創建し甘利氏の菩提寺とした。
また領民にも広く開放し郷民に慕われ現在にまで甘利の名が残ることになる。

大輪寺

大輪寺

【おすすめ】
この辺りに来たら立ち寄りたいのが
「旭湯」と「そば処上小路」

韮崎旭温泉

韮崎旭温泉

そば処上小路:えび天おろしそば

そば処上小路:えび天おろしそば