未曾有の大雪

バンド結成以来初めて、山梨県民になっても初めて、北杜市民になっても初めて、
これまでの人生、生活圏内にこんだけの雪が降ったのは初めてです。

それは2月14日(金)のこと。

その日朝から降り始めた雪は昼過ぎには30cmを超えまだ勢いは衰えず。
前の週に降った雪が50cmぐらいだったろうか。
今回もそんな程度だろうと高を括っていたのが翌朝起きてビックリ。

40215_ooyuki1

昨日一日と今朝まで一晩で1m30ぐらいだろうか、
まあ兎に角そこいら中、
木だろうが小屋だろうが車だろうが全部雪が被っているし道路は雪原のよう。

テレビは盛んに東京でも積雪を記録しただの、
滑らないように気をつけて仕事に出ろだのと放送している。
この時はまだ・・、
山梨県がどんな状況に陥っているのかは知るよしも無かった。

当然会社にはでられません。
丸1日と一昼夜降り続いた雪は午前中小降りとなり、
昼前には止みました。良かった天候が回復して。
2〜3日は大丈夫そうなのでその間に脱出試みる事にした。

小降りの間を狙いまず、
玄関から車までとりあえず人が通れる分だけの巾で通路を通し、
車に積もった雪を払いつつ、
払いつつと言っても見た目1m近い厚さの雪だけど。
車2台分とその周囲の雪をかく。これで昼まで。

そして昼休みテレビから聞こえた言葉は「山梨県孤立」・・、
JR中央線も、中央道も、国道20号も、141号も全部通行止め、
ありゃりゃ。
食料や必需品の争奪戦が始まってしまうのか〜。
と、心配し始めてよく考えたら、
ほとんどの人がまだ家から出られない状態なんだっけ。

40215_ooyuki2

表通りも当分雪掻き車は来れないだろう。
しかし来たときのために通りに徒歩で出られるように
通路を作っておくことにする。
ということで雪掻きシャベルの巾で夕方までに、
30m程のまるで塹壕のような通路が出来た。

さあ、明日はこの塹壕を利用して、
通りまで車で行けるようにしよう。