さらにLPジャケットのこと

前回の書き込みの際、レコードのジャケット掲載したら、
複数の方からレスポンスをいただきました。
ありがとうございました。嬉しいですね〜。
そこで、しつこいかと思いましたが・・・。

かの掲載ジャケットは、
名バンジョープレイヤーJ.D.CROWEがThe Kentucy Mountain Boys時代としての初ソロアルバムで、彼がThe New Southとして1975年初来日に合わせ、キングレコードのLONDONレーベルから発売された日本版(LAX-6020)です。

LAX-6020 blueglass_holiday

本国では1973年、つまり来日以前に同じジャケットデザインでリリースされています。よく見ると左のヒップポケットに品番の「KB-524」が見えます。日本国内盤は表面右肩にLONDONレーベルのロゴと品番がありました。

1969年のレコーディングの直後、
LEMCO(LLP-609)というレーベルでリリースされたのがオリジナルでしょうか。

LLP-609

川の景色が印象的でピクニック感がありホリデーチックなジャケットです。
・・・なんか千曲川上流の景色に似ていると思うの僕だけかな。(笑)

この初盤をアメリカ民謡研究部時代、先輩の家で聞かせてもらいました。
印象深く、大変気に入って探しているうちJ.D.CROWE & The New Southとしての来日が決まり、国内盤が発売され手に入れることが出来たという記憶です。

その後1981年にもLP盤でその時はRebel Records(REB-1598)より再プレスされています。楽曲は12曲全て同じ構成でした。

REB-1598

A1 Little Girl In Tennessee(2:10)
A2 Down Where The River Bends(3:20)
A3 Philadelphia Lawyer(3:01)
A4 Will You Be Satisfied That Way(2:42)
A5 Train 45(2:23)
A6 You Go To Your Church(2:11)
B1 Helen(2:12)
B2 Before I Met You(3:09)
B3 Orange Blossom Special(2:33)
B4 Dark Hollow(2:30)
B5 She’s Just A Little Cute Thing(2:20)
B6 Little Bessie(2:24)

クレジット
Banjo, Vocals/J.D. Crowe
Bass, Vocals/Bobby Slone
Guitar, Vocals/Red Allen (2)
Mandolin, Vocals/Doyle Lawson

思い出すのは、この中で「Orange Blossom Specials」を弾いているのはベースのボビー・スローンだよって、音楽評論家杉浦光氏がライナーノーツで書いているのですが、英語版では彼は左利きでフィドルを演奏していると書かれていました。
来日公演で彼の左利きフィドルの「Orange Blossom Specials」を聴けたのを覚えています。2回見ました。(笑)

19750830_ticketB 19750830_ticketA

更にその後2007年同じRebel Recordsからに今度はCDとして発売されました。
こんな感じのジャケットでした。
cd_B000NIIUL0

13. Black Jack(2:05)
14. You’re Not Easy To Forget(2:51)
15. Pike County Breakdown(2:11)
16. We’ll Meet Again Sweetheart(2:28)
という4曲が追加されています。
インポート盤ですが、これはまだアマゾンで買えるんですよね。

こんな風に移り変わりながら再プレスするのは、
当時レコード業界では普通の事だったのでしょうか。
全く解らないのですが、
見れば見るほどこの4種のジャケット、気になります。

このあたりのイキサツとかウンチク語れる方いれば是非聞いてみたいです。