C’mon Salty Dog Year

ブルーグラスで戌といえば「Salty Dog Blues」
ちょっとしょっぱい年といきましょうか。
一発目はバンマス、コーセイさんです。

このLP(邦版のジャケットはクリーム色だった記憶が・・)かっこよかったな〜。

このLP(邦版のジャケットはクリーム色だった記憶が・・)
かっこよかったな〜。

HPをご覧のみなさん、遅ればせながら新年のご挨拶を。
2018年も八ヶ岳Mt.Boysをよろしくお願いします。

昨年末、カメラマンの大先輩、
満田さんの山荘に伺って沢山CDをお借りしてきました。
数十年間「BGMとしてしかブルーグラスを聴いてこなかったのではないか?」
という反省があったので、
久しぶりに気合いを入れてこの音楽と対峙してみたというわけです。

おかげで多くの発見がありました。
「カントリー・ジェントルメン」の斬新さ。
初期「オズボーン・ブラザース」の完璧さ。
クラレンス・ホワイトのセンスの良さ…あらためて気づかされました。

大好きだった「ブレイ・ブラザーズ(ブルーグラス・ジェントルメン)」の
リードヴォーカルがギターのレッド・クレイブンスではなく、
実際はマンドリンのネイト・ブレイだったことが判明したのは
大ショックでしたが(昔のライナーノーツの間違い?)
充実した年末年始を過ごすことが出来ました。

初期のネッシー・エクスペディションが最も影響を受けたであろう
「シェナンドー・カットアップス」も良かったですね。
タイトなリズムとハードなヴォーカル…ほれぼれしました。

このバンド、MCは故テイター・テイトが担当していたようですが、
彼はビル・モンローが二度目に来日したときのフィドル担当で、
一般にもフィドラーのイメージが強いわけですが、
実は素晴らしいギタリストでもありました。

日本ツアー中は僕も彼らと行動を供にさせていただいたのですが、
帰国の際、彼がうっかりホテルにパスポートを忘れてきてしまい、
スタッフ一同すったもんだしたことが思い出されます。
そのときのテイターさん、
覚えたての日本語自虐ネタ「(私は)イモ!」を連発していたっけ。
あの人の良い田舎のおじさんからこの強烈なビートは想像できないなあ(^_^)

さて、八ヶ岳Mt.Boysの近況をちょっとだけご紹介。
昨年11月20日に「建学の歌」の撮影をして以来(動画コーナーにあります)、
2ヶ月あまりも休業状態だった八ヶ岳Mt.Boysですが、
週明けから練習が再開されます。
ベースの成澤は安曇野から駆けつけねばならず、
以前のように週1回の練習は困難な状況ですが、
それぞれモチベーションはキープしている様子です。

マンドリンの岩下はこれをよい機会に
さまざまなことに挑戦していってほしいと思います。
練習始めでは、メンバーひとりひとりが新曲にチャレンジします。
これがハマれば八ヶ岳Mt.Boysはさらに輝くはずです。
問題は…リスナーである自分を再確認したギター担当が
メンバーについて行けるかどうかでしょうか(^_^;)

吉田コーセイ