** メンバー日々 **

ブルーグラス三昧だったハーベストライブ

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17日朝、会場前はどんよりと灰色の雲がたちこめていました。
・・が、終わってみればなんと晴れ上がった二日間だったと言っても良いでしょう。
土曜日、REDBULLさんのステージ直前にパラパラときたものの、
モノの見事に雨雲は何処かに。

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写真は土曜日のもので空に雲はありますが、
風は穏やかで朝から芝生で過ごす人たちは前回よりも多かったよう。
東京仙台を股に掛けライブ活動をしているという「REDBULL」、
若さ溢れる演奏は、スタンダードな曲も交えた親しみある選曲が、
会場の手拍子を誘っていました。

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本場アメリカツアー直後でノリに乗った演奏を聴かせてくれたのが、
「ネッシーエクスペディション」なんと帰国後最初のステージです。
ツアーの疲れなど何処吹く風とばかりのエネルギッシュな演奏は、
会場じゅうを魅了していました。

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控え室で談話する佐々木氏と吉田氏

僕たち八ヶ岳Mt.Boysも午前中一番手のステージでしたが、
早くから詰めかけてくれた多くのみなさんの前で、
去年より30分近く多い持ち時間を目一杯楽しく演奏することが出来ました。

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翌18日は午後から佐々木仁さんによる
「ブルーグラス・トークライブ」が行われました。
キープ協会の創設者であるポール・ラッシュ博士が
故郷を懐かしんで開催したこのカンティーフェアが
今でもこんなに賑やかに開催され続けている事は凄い事ですね。
「ブルーグラス・ワークショップやまなし」も見習わなくては。
・・・って比べる対象が間違ってますね。(^_^;

そのポール・ラッシュ博士の故郷がケンタッキー州。
そう、ブルーグラス・ミュージックの発祥地なんです。

そんな縁で開催した「ブルーグラス・トークライブ」、
この初回は記念に残る開催だと思います。
ジンさんもビルモンローに依るところの
ブルーグラスの創生期からトニーライスが活躍した1980年代までを語り、
微妙に次回がある感じで終わらせるところ流石ですね。

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数十年ぶりに再開した仁さんのマーチンと故康弘さんのバンジョー、寄り添うようにIwashita マンドリン

今回の3バンドによるハーベスト・ライブ&仁さんトークライブの構成は
カンティーフェアのアトラクションとして実にマッチしていると思いました。
あはは、手前味噌ですね。・・いや、コーセイさんグッジョブです。
佐々木仁さんお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

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ネッシーエクスペディションさん、
REDBULLさん。
二日にわたる演奏お疲れ様でした、ありがとうございました。

八ヶ岳カンティー・フェアのスタッフさんPAさんお世話になりました。
レセプション・パーティーへは沢山聞きに来てくれて、どうもありがとう。

そして、会場へ来てくれたお客さんありがとうございました。

お手伝い、協力してくれた、BWiYのみんなどうもありがとう。
大変助かりました。

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「MoonShiner」で新進バンド!?

51010_top国内唯一のブルーグラス専門誌「MoonShiner」2015年10月1日号に
我々八ヶ岳マウンテンボーイズが掲載されました。
どうやらうちのバンマスである吉田コーセイは、
この業界ではまんざらでもなく名が通っていたようである。

本人から寄稿はした、
バンドのことも、
ここのところの山梨のブルーグラス事情も記事にした。
・・と聞いてはいたが、
開いてビックリ。
6頁にも及ぶ記事だったのです。

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単なる地方バンドの頑張っているぞ的な、
紹介レポートにとどまらず、彼がカメラマン時代に
ファインダー越しに見てきた多くのミュージシャン達から培った、
プロ目線からと、そんな現場から時を経て少し離れたところで、
ブルーグラスバンドを組むに至った経緯などを含め、
自分のブルーグラス観を余すことなく語っています。

ふむふむ、片田舎でくすぶっているオヤジバンドのバンマスが、
なんとも熱く語るブルーグラス論には大変恐れ入りました。
それに比べ自分はなんとまあ稀薄なブルーグラスとの関わりだったことか。
吉田バンマス、これからも八ヶ岳マウンテンボーイズを、
そして山梨のブルーグラス界を引っ張っていってくれ。

そんな彼の記事を掲載した「MoonShiner」は偉大だ。
渡辺三郎さん編集スタッフのみなさんに感謝。
そして読んでくれたみなさん、
どうもありがとうございました。

どんな記事か興味の有る方はどうかご購入を。
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「BOMサービス
http://www.bomserv.com/
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・・表紙の新進バンド!?の「!?」が
チョット気になったかな〜。
記事タイトルの背景、
山をモチーフにしたようですが、
9つあるんですよ。

Workshop #3『遙か峰の見える我が家』

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いやいや〜、3回目となった「Bluegrass Workshop in やまなし」です。
前回の参加者みなさんに加え今回は長野から
「PEACH BOYS」の桃太郎さんが駆け付けてくれました。(^_^)
鬼ヶ島ではなくこちらバンジョーコーナーに来てくれ、
やはり桃太郎さんは頼りになる人なのだ。
なので、今回Banjoカトーはエレベーを担当しました。

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今回も既にあの山梨きってのブルーグラス・ブロガー
Disir氏が詳細なレポートをしてくれています。
みなさんからのコメントを頂ければ、きっと嬉しいことでしょう。
と言うことで、省力化合理化的に詳細は
是非あちらにてご覧いただければと思います。

今回の課題曲は「Blueridge Cabin Home」
参加者のみなさんには若干背伸びをさせてしまいました。
でも、コード進行は前回「We’ll Meet Sweetheart Again」と同じなので、
直ぐになじめたことでしょう。
ソロも同じで大丈夫ですよ、・・なんちゃって。

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この日、この先ネタ切れにならないように
しっかりと来年5月までの計画をBanjoカトーは考えました。
6月の長坂でのコンサートが切っ掛けで起ちあがった集まりなので、
5月までの年間計画です。
みなさん、発表したあの例の目標に向かって頑張ってください。

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そして、これらを読んで興味を持たれた方の参加も、
ますますおまちしています。

「Blueridge Cabin Home」

昔からの山の中に寂れた道がある
子供の頃僕がよく踏み入った場所だ
そして、我が家と呼べるこの地に戻ることにした
そこが遙か彼方にブルーリッジの峰が見える丘さ

  ああ、僕は古くからのこのバージニアの山の中が大好きだ
  僕が放浪していたころからブルーリッジを望む丘
  僕が死んだら、この丘に葬ってくれないか
  人里離れたブルーリッジを望むこの丘に

今気になるのはこの古く倒れそうな小屋をどうしようか迷っている
人里離れたブルーリッジの丘は
僕の母と父が仕事休みによくここで横になってた場所だったから
彼らは今、一緒にそこで安らかに眠っているよ

結局、僕はこの古い我が家に住み続けることにしたよ
これまでずっと長い間そうして過ごしてきたからね
だから僕が死んだらさ、この山に葬ってくれよな
ゆっくりと休めるよう、
この丘でいちばん景色がいい場所に・・

若い頃放蕩三昧していた、初老で独り身の男が
故郷の家に戻り、暮らすようになった。
両親も死んでしまった今、この先どうしようか・・。
町の酒場で古い友人に
もし自分が死んだら・・って
頼んでいるような情景が浮かびます。

学生バンドや初心者の練習曲として取り上げられている曲なので、
弾き飽きた感があるのか、ライブなどではあまり歌われていませんが、
「Old Home Place」、
「男はつらいよ望郷編」ともに
わたしの大好きな望郷シリーズなのです。

往時あこがれた先輩方々が居て・・。

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中央道の国立府中ICを折り、会場のある国立駅南口へと向かう。
細い路地へ進入すると北杜市では味わえないネオン煌めく飲食街。
演奏まで何処かで呑んでいたい気分でした。

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しかし、会場のライブハウス「はっぽん」へ入店すると、
そんな思いが吹き飛んでしまうほど、
活き活きとしたライブの臨場感がたちこめていました。

カウンターで背を丸めて焼き鳥片手に、
焼酎を飲んでいるよりも、
やっぱりこっちの方がやや楽しいですよね。

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次第をめくってみれば、
八ヶ岳Mt.Boysのセットリストの脇にはカッコ「ゲスト」と書かれています。
げっ、ゲスト。
ササキジン様気を遣って頂き、誠にありがとうございます。
ただの山から下りてきた浦島太郎状態な田舎バンドなんですよ〜。

演奏間近になって、コーセイさんが耳元でぼそっと・・・。
カウンタにS貝さん、S沼さん、H川さんが見に来てるよ。
それまで、仲間内の演奏会に遊びに来た体だった身が
ここで一気に緊張感に変わってしまった。

S貝さんと言えば、June Apple時代からの名ボーカリスト。
S沼さんと言えば、45をかき鳴らしていたあの怪ギタリスト。
H川さんと言えば、笹部さんとで今でも現役バリバリの奇バンジョーピッカー、
・・なのです。
ジンさんは既に挨拶で接していたので、
それほど緊張感は有りませんでたが・・。

みなさんに暖かく見守られアンコール含めて7曲演奏の間、
幽体離脱してステージの天井すれすれから、
自分のワナワナした演奏を見ていたようナ。
・・要するに地に足が着いていない状態とはこのことだろう。
フィナーレで仁さん含めたセッションのころ、
ようやく身と魂が元に戻ったようで。

ともあれ、楽しい国立の夜でございました。
一緒だった共演者みなさんの事は、
ジンさんの「Little Community Talking」でレポートされています。
どうかご覧下さい。

ササキジン様
お招きありがとうございました。
開催100回おめでとうございました。
そして、小平ギャザリングのみなさま。
お店で見てくれた皆様。
はっぽんのスタッフ様。
楽しい時間をどうもありがとう。

コーセイさん、車の運転往復お疲れ様でした。

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マイクを買ったのサ!!

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夏前に参加した、
朝霧のフェスでセッティングしてもらった黒いコンデンサーマイク。
演奏しながら、
カッコイ〜ナ〜と寄り目になって眺めていました。

その時、どうもコーセイさんも同じ事思っていたようで、
以前からマイクを買い換えたい話しは聞いていたのですが、
とある練習日にこのマイクを披露されました。
な、な、なんとあのときの、あのマイク?
・・かどうか解らないけど似ている。
いみじくもバンドの資金をやり繰りして買ってくれたのだ。(謝)

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『AKG (アーカーゲー)C214 ラージダイアフラム/コンデンサーマイク』
フリガナの発音のとおり英語圏ではなく、
音楽の都オーストリアはウィーンにあるメーカーなのです。(喜)
何てったってこれまでのモノとは桁が違うのだ。
さらにハードケースも付いている。

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ワンマイク・パフォーマンスなるものにこだわっている、
我がバンドとしてはこれまでもコンデンサーマイクを使用していた訳です。

・・がこのコンデンサーマイクというモノは
会場やステージの環境音に影響をうけるので、
調整が非常にデリケート。
これまで何人のPAたちを泣かせたことか。(^_^;

だからって歌や演奏がうまく聞こえる訳じゃないので、
そこんところは承知しておいてほしいですね。

そのうえ、ハイパフォーマンスほど調整もデリケートとなるので、
これまで以上にPAを悩ます結果になるやも知れぬゾ。

オレは知らない。