** 演奏会訪問記 **

おわった〜!良かった〜。

規模はともあれ、ブルーグラス愛好者が集まった
単なるグループが主催するコンサートとしては
山梨県内では初めてのコンサートかと思います。

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県内で活動するふたつのバンドに出演の協力をいただき、
我々「ブルーグラスワークショップやまなし」(以下BWY)の
メインバンド「LEAF & GRASS」練習をしてきた4曲を
すべてを演奏しきることが出来ました。

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会場としてご協力いただいた長坂聖マリヤ教会さん
まことにありがとうございました。
正門には教会側が手作りしてくれた立て看板が設置されました。
嬉しかったです。

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ご来場頂いたお客様、大変ありがとうございました。
暖かな沢山の拍手、嬉しかったです。

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トップバッターを引き受けてくれたI君、
バンジョー、マンドリンと器用に持ち替えオリジナルを2曲披露。

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2番手「OUT of TUNE」はバンジョーにBWSのOさんを迎え6曲を演奏。

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3番手でBWYのメインバンド「LEAF & GRASS」が登場。
みんなで練習してきた4曲に加え、
Sさん是非みなさんに聞いてもらいたいと練習してきた
「Day Break in Dixie」とで5曲を演奏。

4番手「八ヶ岳Mt.Boys」9曲と
フィナーレでは全員で「Foggy Mountain Breakdown」を
みんなが追いつける速さで演奏し
無事プログラム全部終了することが出来ました。

昨日はBWYメンバーのみなさんご苦労様でした。

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開演直前、楽屋の様子。

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久しぶりのバンドでの演奏、バンジョーO氏。

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正確無比なMさんのDラン。

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ソロにコーラスに活躍のHっぱさん。

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初めてのバンド演奏でインストに挑んでくれたSさん。

みんな本当にこれまでの練習の成果を披露することが出来たと思います。
またここから始め次の演奏会(発表会)の開催を目標にしましょう。

Bluegrassは故郷を思う音楽なのです

11/21(土)は我々八ヶ岳Mt.Boysのホームであるパームスプリングでのライブ。
今回は甲府を中心に活動するシンガーソングライターMOYAさんとそのお仲間達を迎えてのジョイントでした。

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前半MOYAさんの電子ピアノの弾き語り、
ベースDENさん、パーカッションのHITOさんに
3本のピアニカを操るHARUさんのユニット。

オリジナル加え「上を向いて歩こう」「情熱大陸のテーマ」などの
耳に覚えのある曲を取り混ぜ、
まるでリスナーの年齢層を読んでいたような選曲で
みなさん楽しんで聞き入っていました。

中でも「死んだ男の残したものは」では、誰の持ち歌?
・・で話しが盛り上がり、
リアルタイムだったはずのパーム鈴木でさえ思い出せず。
唱ったMOYAさん当人も誰とも言っていませんでした。
各自浅川マキだの加藤登紀子だの絞り出していましたが
とうとう最後までハッキリせず仕舞い。

因みに調べてみれば谷川俊太郎がベトナム戦争当時に書いた反戦歌、
最初に唱ったのはバリトン歌手の友竹正則。
倍賞千恵子、林美智子、石川セリ、高石友也、小室等、森山良子など多くのシンガーがカバーしています。
まあ、誰も覚えていなかったと言うことですね。

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さて、後半我々八ヶ岳Mt.Boysでは、
ナリちゃんが初の英語歌詞でのリードボーカル。
そしてメンバー各自にMCが課せられたのでした。

かくしてBanjoカトーは
Bluegrassは男が女にフラれる話しと一度は捨てた故郷に戻る歌が多いけど、
日本でも女に振られちゃ故郷に帰る「フーテンの寅」という男の物語あり、
この大泉町も村時代、実は映画のロケ地になったという話しをしました。
町中を探索しロケ地を突き止めることが出来て嬉しかったという話しなのでした。

まあ折角なので、この行の裏付け説明をいたしておきましょう。
今から44年前、1971年の正月に公開された第8作『男はつらいよ 寅次郎恋歌』です。
物語の冒頭で寅さんは旅芸人一座と知り合います。
例によって柴又に舞い戻りマドンナへの片想いでカラマワリし、
挙げ句の果ての失恋から再び旅に出るところはいつものパターン。
そしてラストシーンの旅先で旅芸人一座と再会する場所が
当時の大泉村西井出の農家の前だったのです。

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ここは大泉だと確信した一コマがこれ。
辻に立つ寅次郎と正面の山が甲斐駒ヶ岳、
見慣れた南アルプスの眺めでその構図は象徴的です。
寅さんの右肘の家と隣接の塚石越しの家が決めて。

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現在の写真真ん中青い屋根の家と電柱右の防風林に囲まれた家です。
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もう一コマは八ヶ岳をバックにのぼりの立つ農家が一目瞭然、
この時、野良仕事をしていた人に話しかけたら、その人が家主でビックリ。
最近改築して屋根の形が変わってしまったが、
あれは自分の家だと証言がとれた訳です。

今回のMOYAさんとのライブ、幅が広い話題でした。

“NBSな夜”

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もう一週間もたとうとしている。
流石に2週間で2日に渡る演奏や遠征を続けて行うと後始末が大変だった。
元の生活リズムに戻れないかと思った。(笑)

この2週末に渡る恵まれた天気は一体誰のお陰かと思うと、
・・そう、私“Banjoカトー”以外考えられないのである。
もう雨男などとは言わせない、この秋に実証されたのだから・・。
夜になり少しの間雨が降ったらしいが、
自分は地階にあった会場「Che Lu」の中に居たので
ことさら信憑性が深まっている。
まあ今年も残すところ2ヶ月、来年の事は判らない。

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さて、NBS本編はというと。
なんとジャムセッションから始まるスタート。
なんか新鮮。

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MCさんから各バンドのメンバーが呼ばれ、
予め曲目は伝えられてはいましたが、
開演と共にステージ上でセッションバンドを組んでの演奏が数曲。
お客さんも楽しかったろうし、僕らも緊張がほぐれ、
中々画期的で効果のある始まりだ。
参加バンドの構成もユニークですが、
その絡ませかたにもレスターB♭さんのセンスのよさが伺えます。

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地元若手の元気な「BLUE GRACE」から始まり、
「BLUEGRASS SETTLERS」女性リードボーカルを筆頭に新潟から、
このリードボーカルがめっちゃイイ、ドリーパートンが出るわ、
エミールハリスがでるわ新潟恐るべし。

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で、3番目が我々八ヶ岳Mt.Boys が山梨から。
何処に行っても、ブルーグラスなかぎり、
寛が一番若いのです。(^_^)

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4番目「OUT OF BOUNDS」はなんと練習場所が
や、焼鳥屋さん、・・らしい。
「酒、酒、音楽、酒、酒、音楽」は今やNBSの伝統となりつつありますか?

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「MOUNTAIN SHAKES」は東京から。
なのに八ヶ岳近辺の話題で盛り上がりました。
それに、なんとマンドリンは先月ワークショップにも来ていただいた、
桃太郎さんじゃあないですか。

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トリをとるのは
「KENTUCKY HO-BO」、地元長野で
「酒、酒、音楽、酒、酒、音楽」の伝統を伝えるNBSのホストバンドです。
何をどーしたって最後にあの曲をキメられちゃぁね。
コーセイさんがシミジミと言っていました。

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ジャムで始まりジャムでフィナーレ。
また「KENTUCKY HO-BO」さんのお心遣いにより、
打ち上げの席までもお招きいただき、
レスターB♭さんはじめとする
KENTUCKY HO-BOみなさん、
本当にありがとうございました。
そしてお疲れ様でした。
参加バンドのみなさんお疲れ様&ありがとうございました。

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今回も臨場感はお伝え出来てないと思いますが・・、(^_^;
とにかく是非聞きに来てくださいとしか言えない
“NBSな夜”だったのでした。

ブルーグラス三昧だったハーベストライブ

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17日朝、会場前はどんよりと灰色の雲がたちこめていました。
・・が、終わってみればなんと晴れ上がった二日間だったと言っても良いでしょう。
土曜日、REDBULLさんのステージ直前にパラパラときたものの、
モノの見事に雨雲は何処かに。

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写真は土曜日のもので空に雲はありますが、
風は穏やかで朝から芝生で過ごす人たちは前回よりも多かったよう。
東京仙台を股に掛けライブ活動をしているという「REDBULL」、
若さ溢れる演奏は、スタンダードな曲も交えた親しみある選曲が、
会場の手拍子を誘っていました。

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本場アメリカツアー直後でノリに乗った演奏を聴かせてくれたのが、
「ネッシーエクスペディション」なんと帰国後最初のステージです。
ツアーの疲れなど何処吹く風とばかりのエネルギッシュな演奏は、
会場じゅうを魅了していました。

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控え室で談話する佐々木氏と吉田氏

僕たち八ヶ岳Mt.Boysも午前中一番手のステージでしたが、
早くから詰めかけてくれた多くのみなさんの前で、
去年より30分近く多い持ち時間を目一杯楽しく演奏することが出来ました。

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翌18日は午後から佐々木仁さんによる
「ブルーグラス・トークライブ」が行われました。
キープ協会の創設者であるポール・ラッシュ博士が
故郷を懐かしんで開催したこのカンティーフェアが
今でもこんなに賑やかに開催され続けている事は凄い事ですね。
「ブルーグラス・ワークショップやまなし」も見習わなくては。
・・・って比べる対象が間違ってますね。(^_^;

そのポール・ラッシュ博士の故郷がケンタッキー州。
そう、ブルーグラス・ミュージックの発祥地なんです。

そんな縁で開催した「ブルーグラス・トークライブ」、
この初回は記念に残る開催だと思います。
ジンさんもビルモンローに依るところの
ブルーグラスの創生期からトニーライスが活躍した1980年代までを語り、
微妙に次回がある感じで終わらせるところ流石ですね。

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数十年ぶりに再開した仁さんのマーチンと故康弘さんのバンジョー、寄り添うようにIwashita マンドリン

今回の3バンドによるハーベスト・ライブ&仁さんトークライブの構成は
カンティーフェアのアトラクションとして実にマッチしていると思いました。
あはは、手前味噌ですね。・・いや、コーセイさんグッジョブです。
佐々木仁さんお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

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ネッシーエクスペディションさん、
REDBULLさん。
二日にわたる演奏お疲れ様でした、ありがとうございました。

八ヶ岳カンティー・フェアのスタッフさんPAさんお世話になりました。
レセプション・パーティーへは沢山聞きに来てくれて、どうもありがとう。

そして、会場へ来てくれたお客さんありがとうございました。

お手伝い、協力してくれた、BWiYのみんなどうもありがとう。
大変助かりました。

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往時あこがれた先輩方々が居て・・。

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中央道の国立府中ICを折り、会場のある国立駅南口へと向かう。
細い路地へ進入すると北杜市では味わえないネオン煌めく飲食街。
演奏まで何処かで呑んでいたい気分でした。

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しかし、会場のライブハウス「はっぽん」へ入店すると、
そんな思いが吹き飛んでしまうほど、
活き活きとしたライブの臨場感がたちこめていました。

カウンターで背を丸めて焼き鳥片手に、
焼酎を飲んでいるよりも、
やっぱりこっちの方がやや楽しいですよね。

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次第をめくってみれば、
八ヶ岳Mt.Boysのセットリストの脇にはカッコ「ゲスト」と書かれています。
げっ、ゲスト。
ササキジン様気を遣って頂き、誠にありがとうございます。
ただの山から下りてきた浦島太郎状態な田舎バンドなんですよ〜。

演奏間近になって、コーセイさんが耳元でぼそっと・・・。
カウンタにS貝さん、S沼さん、H川さんが見に来てるよ。
それまで、仲間内の演奏会に遊びに来た体だった身が
ここで一気に緊張感に変わってしまった。

S貝さんと言えば、June Apple時代からの名ボーカリスト。
S沼さんと言えば、45をかき鳴らしていたあの怪ギタリスト。
H川さんと言えば、笹部さんとで今でも現役バリバリの奇バンジョーピッカー、
・・なのです。
ジンさんは既に挨拶で接していたので、
それほど緊張感は有りませんでたが・・。

みなさんに暖かく見守られアンコール含めて7曲演奏の間、
幽体離脱してステージの天井すれすれから、
自分のワナワナした演奏を見ていたようナ。
・・要するに地に足が着いていない状態とはこのことだろう。
フィナーレで仁さん含めたセッションのころ、
ようやく身と魂が元に戻ったようで。

ともあれ、楽しい国立の夜でございました。
一緒だった共演者みなさんの事は、
ジンさんの「Little Community Talking」でレポートされています。
どうかご覧下さい。

ササキジン様
お招きありがとうございました。
開催100回おめでとうございました。
そして、小平ギャザリングのみなさま。
お店で見てくれた皆様。
はっぽんのスタッフ様。
楽しい時間をどうもありがとう。

コーセイさん、車の運転往復お疲れ様でした。

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